21世紀の欧州サッカーについて

サッカー

21世紀に入ってからもスペインやドイツなど欧州は世界のサッカーの中心であることに変わりはありません。一般的に強豪国であるブラジルやアルゼンチンなど南米のチームは、チームプレイよりも個人プレイに長けているとされます。一方でイングランドやイタリア、フランスなど欧州のチームはチームプレイが得意とされています。

ただそれらは1つの傾向にすぎません。いずれの地域のチームも高度なチームプレイができるということを前提とした上で、個人プレイとチームプレイのどちらを重視しているかということです。同じ欧州内のチームでもスペインやドイツ、オランダなどでは個人プレイとチームプレイのバランスを重視しています。国やチームによってプレイのスタイルに違いがありますが、欧州や南米の選手たちが優れた能力を持っているということは同じです。21世紀においてもこれらの地域が中心となってサッカーの歴史が作られていくものと予想されます。

スペインやドイツあるいはブラジルなどから多くの優れた選手が輩出される理由は、歴史と文化にあります。日本ではプロのサッカーリーグが開幕したのが1993年ですが、ヨーロッパや南米の人々の間では遥か昔からサッカーが愛されてきたという歴史が存在します。人種の違いによる身体的構造の違いだけではなく、文化として定着することによる競技人口の多さと選手層の厚さがヨーロッパや南米の強みです。