ポゼッション以上に決定率やセットプレーが重要

勝利のための対策

サッカーは、ポゼッションと呼ばれる支配率が高いチームの方が得点するイメージがありますが、全ての試合でそうなるとは限りません。
支配率が低いとされるチームであっても勝利する事は頻繁にあって、そのようなチームは色々な対策を試合ごとに施しています。

対策は、自陣で出来る限り引いて守備時間を増やし、相手が前のめりになってきた際に裏を突くカウンターサッカーが挙げられます。
カウンターサッカーは、個の力で戦局を打開出来るプレイヤーがいると非常に効果的であり、快速系ストライカーやドリブルが得意なフォワードがいると得点力や決定力がアップします。

支配率が低いチームは、カウンター以外にもコーナーキックや相手エリアでのフリーキックといった、セットプレーに重点を置くプレースタイルを採用しています。
セットプレーで活躍するのが、フィジカルの強い180cmを超えるミッドフィールダーやディフェンス陣であり、後半に疲労感が増してくる際に、相手との競り合いで効果を発揮します。
コーナーキックでは、キッカーに近い位置のニア側と遠い位置のファー側に高身長選手を配置するのが一般的になっています。

更に、カウンターサッカーを得意とするチームのディフェンス陣に要求されるのが、前線にロングボールを供給する能力です。
相手の最終ラインと相手ゴールキーパーとの間に、ボールを放り込むロングボールの精度が必要なので、トレーニングから常にフォワード陣と意思疎通を図っておく事が大切です。